2007年7月20日金曜日

河合元文化庁長官

河合元文化庁長官情報

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河合隼雄・元文化庁長官
河合隼雄・元文化庁長官が亡くなった19日、奈良県内でもさまざまな人々が死を悼み、別れを惜しんだ。高松塚古墳(明日香村)壁画をめぐっては、昨年8月に地元を訪れ、関係者らに劣化を招いた管理体制について陳謝。損なわれた文化庁と村側との信頼関係を取り戻すきっかけを作った。「大変な心労をされていた」「1日も早い回復を願っていたのに…」。関係者らは悲しみにくれた。

河合隼雄元文化庁長官 脳梗塞で死去
元文化庁長官で、臨床心理学者の河合隼雄さんが19日午後2時2分、脳梗塞(こうそく)で亡くなった。79歳だった。 1928年、兵庫県生まれ。京都大理学部数学科卒業後、米国留学を経て、62~65年にスイスのユング研究所に留学し、日本人で初めてユング派を基礎にした心理療法の「箱庭療法」を完成・普及させ、日本にユング派心理療法を紹介した。75年に京都大教授となり、95~01年に国際日本文化研究センター所長を務め、00年、文化功労者に選ばれた。

河合隼雄さん、日本文化に心血 あふれるユーモア、庶民派研究者の枠を飛び出し、日本文化の明日に心を砕いた元文化庁長官、河合隼雄さん(79)が19日、逝った。臨床心理学の第一人者としての研究と実践の双方に大きな足跡を残す一方、文化行政のトップとして「文化力」の重要さを訴え続けた。